『クイタニウス問答集』より

クイタニウスよ、汝に問いかけをしたい。汝を賢者と思うがゆえに。



シュファよ、汝の思う所を問え。



いったい、世界はなにからできているのか。われらは土の上を歩き、水を飲み、風に吹かれて生きる。その根源にあるものはなにか。火の中水の中草の中森の中、土の中や雲の中にあまねく存在するものはあるのか。



シュファよ、汝の問いに答えよう。世界は神の手によってつくられた、だが、その時に神はただひとつのものから世界をつくられはしなかった。



なんと。ではいくつのものからつくったのか。



おお、神は十五のものから世界をつくられた。



なんと。それほどの数か。



その後、バランス調整のため二種を追加し、最近になってさらにもうひとつ足した。つまり、神は十八のものから世界をつくられた。



??????



どうしたシュファ。



クイタニウスよ、どうかもう一度問うことを許してほしい。聞き間違いでなければ、神はバランス調整のために二種を追加したそうだが。



いかにも。そもそも神ははじめに草・火・水・電気・普通・毒・岩・地面・虫・氷・飛行・竜・超能力・格闘・霊魂から世界をつくられたのだ。



待たれよクイタニウス。「普通」とは何か。



普通とは普通である。



会話をしてくれクイタニウス。「普通」の定義とは何で、どのように確かめるのか。



霊魂に触れられず、格闘により多くの傷を負うものである。ゆえに、飛び膝蹴りを撃ち込んで確かめる。



正気か?



シュファよ、これは理性によりなしえる業である。愚か者は拳を撃ち込むが、拳は意外と格闘判定されない技が多く、連続で拳を繰り出せばかならず普通判定になる。ゆえに確実に格闘になる膝を使うのだ。



何言ってるんだこいつ



また、格闘は神が追加された悪と鋼を見分けるのにも有効である。



マジ? わざわざ悪追加したの? 邪神じゃん



シュファよ、お前は結論を急いではいけない。神は最近になって悪を撃ち滅ぼすものを追加なされた。何かわかるか。



クイタニウスよ、クイズ全問不正解でもそのくらいはわかる。悪を撃ち滅ぼすものとはすなわち善である。



否。妖精である。



??????



とはいえそれでは悪があまりに哀れゆえ、妖精を追加するとき、鋼は悪に脆くなった。



だからなんで悪に寄り添ってんだよ



悪に寄り添ったのではない。鋼は霊魂にも脆くなったので、悪と霊魂に寄り添っている。



悪と霊魂に寄り添ってる奴も十分やべーんだって



シュファよ。これが私の知る万物の起源である。まだ何か聞きたいことはあるか。



いやもういいっす。頭痛くなってきたんで帰って寝ます



おおシュファよ、眠りを当たり前ととらえてはいけない。眠るのはまさに超能力のなせる業なのだ。



??????



だがいびきは普通のことだ。破壊光線も普通。だがトラバサミは草で、矢は三本なら格闘、千本なら地面…………おお、まこと世界は人智の及ぶところではないのかもしれぬ…………



あっこれヤバいやつだ。それじゃ俺この辺で失礼します! 世界の起源なんて知ろうと思うんじゃなかった!
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